2024年5月18日土曜日

臨床画像2023.10 (前半は膝足の疾患、後半は顔面骨骨折)メモ

・鵞足包炎(ランナーなどoveruseや関節リウマチで生じる)からのenthesopathy(=腱付着部における炎症)として二次性の化骨性腱炎が起こり得る。


・Pellegrini-Stieda病とは、捻挫や打撲の外傷後数週を経て、膝内側側副靭帯のや大内転筋の大腿骨付着部に石灰化が起こること。
・Morel-Lavallee lesionは、大腿骨大転子部、大腿、骨盤、膝に好発。漿液性か血性か、被膜有無、卵円形〜層状や線状などでMRI分類がある。

・傍骨端線部限局性骨髄浮腫(=focal periphyseal edema:FOPE)は成長痛とされてたものかも。 遠隔画像診断.jp/archives/41180 ・足の滑膜肉腫は稀だが比較的頻度が高い。MRIは多彩で、しばしば液面形成、30%で石灰化。発育は緩徐。近接筋膜や腱鞘関節包に沿って強い造形効果(反応層)あり悪性進展を示唆。

・Lisfranc靭帯損傷は足の横軸アーチを支える靭帯損傷。中間楔状骨と第2中足骨の亜脱臼の有無をよくみる。
・三角骨障害は距骨後方にあり、種子骨癒合不全で起こる。足関節後方インピンジメント障害の原因に。同部の骨突出(Stieda結節)骨折が鑑別。

・Os peroneum は長腓骨筋腱内に存在する過剰骨。稀に骨折や炎症を起こす。

0 件のコメント:

コメントを投稿

 【臨床画像2025年増刊 感染症の画像診断】 髄膜炎 ・細菌性髄膜炎:免疫能が比較的発達していない小児や高齢者に。肺炎球菌に治療中に脳梗塞を合併することが知れられている ・ウイルス性髄膜炎:多くの場合画像所見を認めない ・亜急性髄膜炎は1-2週で受診が多く、結核性真菌性など。 ...