乳幼児頭部外傷=Abusive Head Trauma
いわゆるAHT3徴=急性硬膜下血腫+びまん性脳浮腫+網膜出血 (反例は存在するものの)鑑別
・周産期硬膜下血腫
・心停止後(うつぶせ寝)の浮腫やpseudoSAH
・プロテインC欠損や血友病など基礎疾患
AHTのpitfall
・多発頭蓋骨骨折≠複数回受傷
・骨折と副縫合や血管溝と間違えない
・多層性硬膜下血腫≠複数回受傷
・TBIRD=頭部外傷後 (abusive head traumaを含む) に, AESD類似の臨床経過・画像所見を呈する乳児症例骨幹端骨折
腱の方が骨より強い。内反外反など暴力的な力で起こる。軽微でとても分かりづらいことも。
肋骨骨折
胸骨圧迫骨折様の、陳旧性、後方でも、があやしい。
長管骨骨折
骨折自体では区別がつかないが、受傷時期の推定しやすい
骨幹端骨折
腱の方が骨より強い。内反外反など暴力的な力で起こる。軽微でとても分かりづらいことも。
肋骨骨折
胸骨圧迫骨折様の、陳旧性、後方でも、があやしい。
長管骨骨折
骨折自体では区別がつかないが、受傷時期の推定しやすい
年長児の虐待に注意。話せる年齢でも、隠したり脅されていたり言わないこともある。画像診断の側面からは、他部位の骨折も確認する。
・腹部外傷(腸管損傷)
・著しいるいそう
・性虐待(若年のPID、骨盤内腹膜炎)
・心理的虐待(不適応行動や自傷行為)
・成長停止線
・子供の骨全身撮影は大変。疑ったら、低線量CTでもよいので『画像に残すのか大事』
・虐待をしてるという認識がなくても、虐待になってることも(上の子に世話をさせて受傷、遊びと思ってる過度のスキンシップ)
・硬膜下血腫の膜は、受傷後2週間でMRIで造影、3週間でCTMRIでしっかり造影
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