①静水圧性肺水腫
初期には間質性肺水腫で、小葉間隔壁肥厚,気管支壁肥厚。 次に肺胞性肺水腫に進行し、微小結節影や浸潤影。蝶形陰影は中枢性の非重力性分布で、肺水腫の10%未満に認める。 肺胞性肺水腫は分布不均一となることがあり、重力分布に従う②透過性亢進型肺水腫
びまん性肺胞障害を伴う(その重症型はARDS)場合、びまん性すりガラス影,浸潤影。静脈圧性よりもより末梢まで認め、しばしば重力に従い背側優位。
びまん性肺胞障害を伴わない場合は、ヘロイン中毒、インターロイキン投与後、高地肺水腫など。
③混合型肺水腫
閉塞性/陰圧性肺水腫では、静脈圧性肺水腫の所見。
急性/慢性肺動脈血栓塞栓肺水腫では、血栓のない領域に肺水腫が出現。
溺水肺水腫は、閉塞性/陰圧性と機序同様。
神経原性肺水腫は、両側不均一分布のすりガラス影浸潤影。1-2日で回復。
④他
一側性/非対称分布の肺水腫は、既存の肺形態変化が多く、肺気腫,陳旧性結核,僧帽弁疾患など。
再潅流性肺水腫は、慢性肺動脈血栓の除去/拡張後24-48時間に。
再膨張性肺水腫は、虚脱肺は急速に膨張した際に、64%が1時間以内に。
輸血関連急性肺障害は、6時間以内に起こり利尿薬で逆に増悪
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