・(一つ目の開腹対比が個人的に眼福)
・外ヘルニアで注意なのは、Richter型やヘルニア偽還納など。
・癒着性は多いが、画像から癒着の範囲想定~どのような機序で腸閉塞が生じたかを考えるとイメージしやすい。
・絞扼の一助として、腸間膜の静脈に注目。
・イレウスの原因として、炎症/腹膜炎、虫垂炎、血流障害(SMA/SMV閉塞やNOMI)、神経疾患(afアブレーション後の迷走神経損傷による胃不全麻痺,帯状疱疹,重症児者,パーキンソン病など神経脳疾患)、薬剤性(抗精神病薬,抗コリン)、褐色細胞腫、放射線性腸炎、強皮症、など。
・腸閉塞の所見と循環障害の所見はわけて考える
・closed loopのあぶり出しのためには、移行部~くびれをよく見て、よく走行を追跡する。発症早期でloopがわかりづらい,loopが短い/長いと見逃しやすい。
・S状結腸捻転では臓器軸性が多いが、間膜軸性は虚血を起こしやすい・内ヘルニアは腸間膜や脈管をランドマークに。
たくさんある…(盲嚢へ脱出ヘルニアとして、Winslow孔ヘルニア,横行結腸間膜裂孔ヘルニア,大網裂孔ヘルニア,小網ヘルニア、とか)
・術後のものとして、R-Y後の内ヘルニア、腹部骨盤部術後の会陰ヘルニア、ポートサイトヘルニア。他に盲端症候群。
・小児では放射線感受性が高いので、モダリティ選択が極めて重要。正当化と最適化。
・腹部X線、超音波をまずは活用。状況により造影CTや消化管造影など。
・小児では便秘も侮れない。ヒルシュスプルングや機能性排尿排便障害が隠れていたりも。
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