2024年5月18日土曜日

JRS2024春 教育講演17 前半小児の肝芽腫メモ

 ・JCCGという小児がん研究グループがある

・肝芽腫は小児肝腫瘍最多。特に2-3歳。背景にBeckwithや家族性腺腫性ポリポーシス、18や21トリソミーなど。 ・AFP上昇(小児は生理的にも高いので注意) ・造影効果は淡く、石灰化、壊死も。拡散制限あり。 ・PRETEXT 手術で完全切除できるかどうか。基本数字分の区域切除で、だけどⅡは尾状葉のみも入る。  化学療法後はPOSTTEXT。 ・CHICというリスク分類。PRETEXTの他、AFP、年齢、annotation factor(肝静脈/IVC、門脈、肝外、多発、破裂、尾状葉進展、リンパ節転移、遠隔転移)。  肝静脈は1つ2つでは『浸潤』にならず。門脈も左右どちらかでは『浸潤』にならず。肝外は膨隆してても、横隔膜や腹膜浸潤をよくみる。多発かはEOBで。破裂かは血性腹水注意で。 (プレテキスト分類、いきなりすることになるととても緊張するので、親身な解説や実例がとても良かったです)

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