・MELAS
若年者に脳梗塞様症状。後頭葉に、皮質皮質下に、局所血流増加。慢性期に、基底核視床に淡い石灰化、Black toenail sign、線状ドット状の嚢胞性変化。 ・ヘルペス脳炎 脳梗塞様症状に加えて発熱、側頭葉内側に、血流増加を伴う。 非典型部位は、島皮質や帯状回に。小児も注意。 ・けいれん後脳症 皮質中心の異常信号。相対的低酸素。特発性もあるが脳梗塞後に多い。 ・片麻痺性片頭痛 脳梗塞様症状や感覚障害もおこりえる。前兆期では血管収縮で低灌流、頭痛期は高灌流。 ・SMART症候群 放射線治療後の晩期障害 ・プリオン病 皮質に。初期には海馬おかしづらい(辺縁系脳炎との鑑別) ・低血糖脳症 神経細胞が密な領域は、神経毒性浮腫に弱い ・悪性リンパ腫 拡散制限領域のCT高吸収に注意 ・脳梗塞と画像鑑別するとき
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【臨床画像2025年増刊 感染症の画像診断】 髄膜炎 ・細菌性髄膜炎:免疫能が比較的発達していない小児や高齢者に。肺炎球菌に治療中に脳梗塞を合併することが知れられている ・ウイルス性髄膜炎:多くの場合画像所見を認めない ・亜急性髄膜炎は1-2週で受診が多く、結核性真菌性など。 ...
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前立腺癌の最近のpitfall PI-PADS 2.1評価が前提。 『cribriform pattern(篩状構造)』 『IDC-P(既存の前立腺導管内に腫瘍増殖)』の前立腺癌は MRIでT2WI高信号化しやすいので、注意。 臨床放射線2023.12増刊号より 『見逃す...
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早期神経梅毒 ・第一期(早期)梅毒、第二期梅毒(早期)梅毒、潜伏梅毒、第三期(晩期)梅毒と、進行する。 ・神経梅毒は、第三期梅毒での脳実質を侵す進行麻痺や脊髄瘻が有名。 ・しかし、感染直後から中枢神経に浸潤するので、早期からも症状が起こりうる。 ・第一期第二期梅毒の25-6...
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頚部の神経鞘腫 ・頭蓋内の傍突起神経膠細胞は、頭蓋外で神経鞘であるSchwann細胞に移行するが、このSchwann細胞から発生。そのため、頭蓋内外の移行部~末梢神経に発生。 なお、神経線維腫はシュワン細胞のみならず、神経周膜細胞や線維芽細胞に類似した細胞がいりまじった腫瘍 ...
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