2024年5月18日土曜日

JRS2024春 教育講演35後半 膵嚢胞性病変メモ

 ・診断によってマネジメントが異なる

・SCN 一見CTで充実性だがMRIで嚢胞性。中心部に石灰化。 ・MCN ↑よりやや若い女性に。cyst in cyst ・SPN 一見嚢胞様。多彩。卵殻状石灰化。 ・PNET 嚢胞変性するときがあるのでよく見ること。時々大きなサイズでも。 ・IPMN 分枝型、主膵管型、混合型とある。Warrisone featureは画像のみのリスク分類ではないが、サイズ、壁在結節、主膵管拡張、増大速度に注意。  粘液栓と壁在結節を鑑別すること。  画像で嚢胞と主膵管の交通が微妙なものの判断が難しい。  →無理に診断つけずに経過観察を。他の嚢胞かも。悪性発生も。 ・リンパ上皮性嚢胞 CA19-9が上がる事がある。内部乾酪壊死など内部が多様。膵から外向性に発達。 ・膵内副脾からの類上皮嚢胞 ・仮性嚢胞 ・貯留嚢胞 必ず膵癌によるものを除外する (基本復習が多いのですが、体系的で試験対策にもよく、IPMNと鑑別が難しい例がとても良かったです。)

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