2026年6月26日金曜日

 第55回頭頚部胸部画像研究会

~胸部編~


    シェーグレン関連の肺アミロイドーシス

50FSjS外来観察中、肺嚢胞が年単位に増加増大。辺縁に脈管を伴う。肺底部胸膜下に半円球状すりガラス、小結節も、喉頭にも腫瘤ができ、ALアミロイドーシス。

HE染色で好酸性。肺アミロイドーシスの診断。

嚢胞4-46%:今まではLIPとされてきたが、濾胞性細気管支炎、アミロイドーシス、MALTリンパ腫と関連。結節92%。石灰化。SUV 3ほどのFDG集積。

    樹枝状肺骨形成

40M。検診異常。下葉有意にびまん性に小葉間隔壁肥厚と微小石灰化。

無症状、40-0代に多い。結節性と樹枝状とある。

続発性は肺線維症、慢性炎症、肺うっ血が背景疾患として多い。繊維化に伴って肺胞隔壁に骨化巣、石灰化は分岐し、骨髄を含む。

結節性は、大部分が肺うっ血により肺胞内に沈着。

    中縦隔のMuller管嚢胞

53F。検診発見。

閉経前後の女性に好発。傍/前椎体、特に後縦隔、Th4/5に好発。BMI高値、婦人科疾患既往、ホルモン製剤使用との関連を示唆。

中縦隔といっても椎体前方。男性例も二例(時々)。気管支原生嚢胞のほうが緊満感。

    陳旧性骨折部に発生の髄外造血巣

50M。偶発的に骨盤内腫瘤。33年前から成人Still病、慢性貧血、骨粗鬆症、多発骨折などの既往。骨盤内に脂肪性腫瘤。恥骨の陳旧性骨折部から化骨形成、放射状構造、被膜隔壁の造影効果、内部不均一淡い造影効果。鑑別は髄外造血、副腎外骨髄脂肪腫、脂肪肉腫。

生検で確定。

肝脾臓に多いが、リンパ節、傍椎体などに。骨折部位からの造血細胞は腫や骨髄組織の逸脱の機序が疑われている。

    葉間裂の嚢胞性病変の鑑別

70M。胸部単純写真指摘。液体の入った、可動性や経時的にサイズ変化のある、嚢胞。心膜嚢胞が入り込んだものかと考えたが、胸腺嚢胞だった。

胸腺原基からは頚部報告が多い。

    オミクロン株以降のCOVID-19に気管喉頭のCT所見 138

気管支壁肥厚、声門下肥厚、CT所見の肺炎パターンを確認

平均80歳、読影間一致は良好

気管喉頭肥厚は1/3ほどで認めた

ウイルス性肺炎パターンは少なく、肺炎無しで気管喉頭所見で相関あり。

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